チョコレートにする豆の
品質を維持するために、
一粒一粒、手で確かめながら
豆を選別する。
低温で長時間。
常に変化する香りを頼りに
温度を微調整しながら焙煎していく。
風力選別による香りの損失を
より厳密に軽減するために、
カカオ豆の殼剥きはを手作業で行う。
舌触りが滑らかになるまで、
何度も何度もミルを通し続ける。
香りを逃さない様に密閉しながら
3日間加熱・保温。
和三盆糖を混ぜながら、
加熱と冷却を手作業で調整して
カカオバターに含まれる結晶を
安定させていく。
香りの広がりと余韻を
一番楽しむための厚み2.8ミリ。
わたしたちのチョコレートを
口にしてくれる誰かに対して、
作るという行為そのものに対して、
真摯であれたか。謙虚であれたか。
箱に収めるまで自分たちに問い続ける。